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「変える」をキーワードにした新たな取り組みへの挑戦。製品企画部 チーフエンジニア 藤下 修

クルマって本当に楽しい。をお伝えしたい。

クルマづくりを、変える。

新型COPENを開発するにあたりまして、多くのお客様にご支持いただいた初代COPENのコンセプトやデザインを継続していくか、あるいは次世代のデザイナーやエンジニアによる変革か。たくさんの議論を重ねてまいりました。

そのようななか、足元の状況に目を向けますと、国内のスポーツカー市場は底落ち状態でございます。また、初代COPENを投入したときと比べますと、将来の市場を支える若者のクルマ購入意向も半減している状況でございます。

このような状況で今までと同様の単なるモデルチェンジをしていては、お客様に選んでいただける状況ではございません。多くの議論の末に出した答えは、「変える」をキーワードにした新たな取り組みへの挑戦でございます。

クルマづくりを、変える。
D-Frame DRESS-FORMATION

骨格+樹脂外板構造が生み出す、
新たな可能性。

まず取り組んだことは、「クルマづくりを変える」ということでございます。ライトウェイトスポーツとしての感動の走行性能に加えまして、自分らしさを表現できるクルマの開発を目指し、4年半にもおよぶ紆余曲折の末、たどり着いた答えが、骨格+樹脂外板構造です。

新型COPENは、ライトウェイトスポーツカーとして、クルマって本当に楽しい。をお伝えすべく欧州車も凌駕する感動の操縦安定性、乗り心地を実現いたしております。その実現のために新型COPENの全ての土台となる新骨格構造「D-Frame」を開発いたしました。「D-Frame」は骨格のみで高い剛性を確保するためフロント、サイド、リア、フロアの骨格全体を切れ目無く繋ぐ構造といたしました。これにより、初代に比べまして上下曲げ剛性で3倍、そして、ねじり剛性を1.5倍とし、スポーツカーに求められるボディ剛性を骨格のみで実現しております。

骨格+樹脂外板構造は、「DRESS-FORMATION」という新しい価値と形の入り口も開けました。たとえばスマートフォンのカバーのように新型COPENの外板を樹脂カバーケースと捉え、クルマは購入後のデザイン変更が難しいという固定概念を覆し、購入後でもお客様の嗜好に合わせた外観表現方法の変更を可能にいたしました。お客様にはこのCOPENを使って、自分らしさを存分に表現していただきたいと思っております。

お客様ご自身のスタイルを見つけていただきながら、
COPENと長くお付き合いいただけるように。

今回発売を開始する、躍動感や流麗さを表現したモデルをCOPEN Robe。本年秋の発売を予定しておりますXモデル(仮称)に続き、さらに、COPEN RobeをDRESS-FORMATIONにより丸いランプ形状に変更した、第三のデザインを2015年の年央に発売予定としています。

COPEN RobeとXモデル(仮称)はヘッドランプやリヤコンビネーションランプまでが共通になっているもののドアのデザインが異なるため、RobeからXモデル(仮称)、またその逆というパターンの着せかえは想定しておりません。

また、DRESS-FORMATIONの展開として、それぞれのデザインに対して、新たな可能性を広げていく全国のパーツメーカーや、クリエイターなどモノづくりを志す皆様と連携を開始しております。

このようにお客様ご自身のスタイルを見つけていただきながらCOPENと長くお付き合いいただけるようDRESS-FORMATIONの提案を継続してまいりたいと思います。

COPEN ROBE
COPEN Robe

Xモデル(仮称)
Xモデル(仮称)
COPEN FACTORY

生産工場の在り方も、変えていく。

そして新型COPENの生産工場は、名称を「Copen Factory」とし、新たなコンセプトでスタートします。新たなコンセプトとは、お客様と工場の従業員が身近に繋がる工場です。お客様にご安心感をお届けし、信頼を得るために生産者の顔が見える工場といたしました。工場見学については新型COPENオーナーを対象に、本年夏以降の開始を予定しています。

COPEN MARK

COPENの車名に、新たな想いを込めて。

ダイハツは、新型COPENを通じて、クルマというハードだけではなく、お客様とのコミュニケーションについても変えていきたいと考えております。
そこで新型COPENの車名に込めた想いは、初代COPENの「Compact OPEN」から、「Community of OPEN car life」といたしました。ハードだけではなくサービス・コミュニティから一体となって完成する日本初のオープンカーライフを提案するブランドだと考えています。

このCOPENブランドを強力に推進するために開発したのが、「コペンアロー」というブランドデザインでございます。COPENの頭文字「C」と、やじり形状をモチーフに軽のスポーツカーイメージをビジュアル化いたしました。このコペンアローでファンサービスやショップなど、すべてのブランド活動を一貫したアイデンティティをもとに展開してまいります。


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