クルマの新しい楽しみ方を広げるCOPENの着せ替えサービス「DRESS-FORMATION」。 本アワードでは、全国からたくさんのアイデアをご応募いただきました。 DRESS-FORMATIONはこれからも、皆様とともに新たなチャレンジを続けます！

COPEN ADVENTUREの実車化へ向けてプロジェクトが始動！

グランプリ受賞者とチーフエンジニアの藤下はじめダイハツのCOPEN開発チーム、製作を担当いただくD-SPORTとプロダクトデザイナーが集結。顔合わせと今後の製作進行を確認しました。

ベース車はCOPEN XPLAY。どんなカーデザインにすべきか、ガレージは興奮と期待で包まれました。

プロジェクトのメンバーでアイデアを出し合いながら元デザインを造形に起こしていきます。ベース車が持つ造形ラインを新しいパーツにどう活かしていくか。

発砲スチロールを丁寧に削りながらイメージを形に起こしていき、テーピングを貼りながらパーツのラインイメージを膨らませます。何度も元デザインのイラストを確認しながら、ボディの抑揚をつくり、デザインを“カタチ”にしていきます。

発砲スチロールによる造形を細部まで調整し、各パーツの組み込み方を検証。

COPEN ADVENTUREの顔となるグリル上部に装着するデイライト（通称：双眼鏡）の調光や色彩をイメージし、完成イメージを膨らませます。同時に、元デザインの迫力を再現するため、車高UPについても検討していきます。

何度も造形を見直しては、全体のバランスとクルマのインパクトを検証し、プロジェクトメンバーで議論を繰り返しながらイメージを具現化させていきます。

発砲スチロールによるモデリング検証も大詰めに。造形の最終確認をプロジェクトメンバーで行います。

様々な角度から目視で造形をチェック。ボディカラーに対するデザイン性はどうか？デイライトの存在に対して造形のバランスはどうか？などデザインの抑揚や元デザインからの再現性を確認。

最終確認を終えると、いよいよFRP（強化繊維プラスチック）でのボディ製作工程へと進みます。

FRP（強化繊維プラスチック）ボディを製作するため、FRPを貼る厚みの分だけ発砲スチロールを削り落とします。

ボディにFRPを貼り込んだら、細部の造形を表現するためワーカブル樹脂というパテ素材で盛り上げ、細かく削りながら理想のデザインに近づけていきます。微調整を繰り返し、塗装が可能な硬質なFRPのボディが完成！

グンと完成イメージが近づいてきます。

続いて、内装や塗装の打ち合わせを行い、デザイン画のカラーを再現するためプロジェクトメンバーで検討を重ねます。

塗装するパーツを一度分解し、塗装の仕上がりを綺麗にするため、サンドペーパーで細かな傷をつくる足づけ作業を行います。

塗装の下地であるサーフェイサーを吹き付け、細かな気泡でデコボコになっている面に対してはパテ埋めで補填し、塗装の下準備が完了。

塗装は、薄い色から順番に吹き付けていきます。COPEN ADVENTUREの場合は、シルバー、イエロー、ブラウンメタリックの順番で塗装。クリア、トップコートで仕上げて、極細のサンドペーパーで磨き上げ、約1週間かけて乾燥させます。

乾燥後に塗装の仕上がりをチェックし、理想のカラーを出すために再度、サンドペーパーで磨き微調整を行います。

チーフエンジニアの藤下はじめダイハツのCOPEN開発チームが集合し、COPEN ADVENTUREを最終確認。

デザイン画と見比べながらどれだけ綿密に再現できたかをチェックします。COPEN ADVENTUREの個性であるパーツ、車高、デイライト、カラーリングを入念に確認し、その仕上がりにプロジェクトメンバーも満足。

サバンナに立つライオンのような堂々とした迫力あるCOPEN ADVENTUREが完成です。